私は漫画家を目指しています。そして国語力を鍛えたいのですが…
漫画に使う言い回しだのという言葉の知識を高めるためにはどんなことをすればよいのでしょうか?
よく聞く話では「本を読む」ということですが自分にとって面白いと思う本がみつかりません…。少し古いですがシドニィ・シェルダンの作品は楽しいと感じました。なのでそんな感じの一度見始めると先が気になって途中で読むのをやめられないような流れの本をご存じの方いましたら教えてください。
または、漫画に役立つとするならこういうことをするといいというのをご存じの方いましたら教えてください。
面白くないものも読まなくてはいけないのでは。
言い回しなどの言葉の知識を高めるため、とありますが、それは漫画を読むよりも、たしかに小説がよさそうです。
ですが、面白いと思うものばかりを読んでいると、かたよりますよ。
いろいろな意味で、です。
面白くないと思うが注目されている本、読みたいと思えない純文学作品、学校で習った記憶しかない近代文学なども読むべきでしょう。
無理をしてでもやるべきではないですか?
そもそも本を読むことが嫌いだというのであれば、まずは入りやすい話題作から読めばいいと思います。
ダン・ブラウン全般は、かなり読みやすいです。
読む順ですが、「パズル・パレス」「デセプションポイント」「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ コード」の順がよいと思います。
読んだほうがいいのは、明治から昭和初期までの文豪全員です。
どうにも文学が読めないのであれば、ミステリ・サスペンスがとっつきやすいでしょう。
東野圭吾、宮部みゆき、横山秀夫、西村京太郎、山村美紗、赤川次郎、京極夏彦など。
東野圭吾は、読みやすいのは「探偵ガリレオ」からはじまる一連のシリーズ、読んでおいたほうがいいと思うのは「白夜行」。
宮部みゆきのうち読みやすいのは「パーフェクト・ブルー」、読んでおいたほうがいいと思うのは「火車」「模倣犯」「スナーク狩り」。
横山秀夫は、とりあえず「半落ち」をどうぞ。薄いのに、人間が非常に深く書かれているので。
西村京太郎、山村美紗、赤川次郎は、著作が多すぎ、シリーズで読んだものがないので省かせてください。
京極夏彦は読みやすいのは「巷説百物語」、読んでおいたほうがいいと思うのは「嗤う伊右衛門」と「覗き小平次」。興味が持てそうなのは、映画にもなっている妖怪シリーズ。
ライトノベルでも、小野不由美、吉岡平、上遠野浩平、竹河聖、谷川流などは、とてもよく言葉を知っていると思います。
代表作は、「十二国記」、「宇宙一の無責任男シリーズ」、「ブギーポップは笑わない」、「風の大陸」、「涼宮ハルヒの憂鬱」となりますか。
竹河聖は、もともとラノベ作家と言うわけでもありませんし、小野不由美のご主人は綾辻行人さんです。
荻原規子はラノベも書いていますが、児童小説のほうで認められている人ですね。
(やめたほうがいいと思うのは、あかほりさとる、茅田砂胡、西尾維新、折原みと、花井愛子、神坂一、水野良です。話が面白いのとはまた別の話なので、茅田砂胡「デルフィニア戦記」、折原みと「天使シリーズ」「アナトゥール星伝」、神坂一「スレイヤーズ」、水野良「ロードス島戦記」あたりは、未読であれば読んでおくべきかと思います)
面白い言葉は、丁寧な言葉遣いから・・・。
昔の漫画のような綺麗な言葉遣いの漫画って最近見ませんね^^;
中島みゆきを極めるのはどうですか!
彼女の文学センスをいただくのです!
夜会をみたり、歌を聞いて下さい!
普通の小説より、面白くタメになります!
もし、貴方が芸術肌の漫画家を目指すのであれば、中島みゆきを好きになって貰いたいですね!
〆あだち充の『みゆき』で登場する二人のみゆきは、中島みゆきの性格がモデルになってます!
『こち亀』も中島みゆきと深いつながりがあります!
小説だけではなく、新聞や雑誌、評論系の本など幅広く読むのもいいと思います。
また、自分で文をたくさん書くということが大事です。漫画は文字数が少ないので、日記なり小説なり、できれば他人に見てもらう形でたくさん書いていくと力がつきます。そして、どういう言い回しがいいのか普段から考えるようになると、本を読む効果も上がります。
個人的にはここで回答するのも文章の勉強になっています。
大学3年の男子です。
私の好きなマンガ家の小林よしのりが自分のマンガの中でこんなことを描いていました。
当時高校生だった小林は
「俺はマンガ家になる才能がある!商業高校を卒業したら東京に出て即アシスタントになろう!」
と思っていたそうですが、
進路相談で彼は担任の先生にこう説得されたそうです。
「いいからお前は大学に行って本を読め!」
やけに強く説得されたらしく、地元の大学に進学して助言通りに本をたくさん読みあさったそうです。
マルクスもドストエフスキーなどの難しい本も読んだそうです。
もちろんマンガも継続的に描いていたそうですが。
先生は彼の才能を理解していたのでしょう。
その上で「たくさん勉強しないと新しいものを作れないんだぞ」ということを言っていたのだと思います。
基本的に人間はインプットを材料にして、アウトプット(創作)をします。ですから、インプット、勉強がたくさん必要なのです。
マンガは絵も大事ですが、中身はもっと大事です。
ですので、良いストーリーを作りたいと思うなら良いストーリーを本などでたくさん読んで吸収してください。
あと好き嫌いなくいろんなものを読むくらいの姿勢でいたほうがいいかもしれませんね(苦笑)
安野モヨコは働きマンとか花とみつばちとかおしゃれでラブコメみたいなのを描いていますが、愛読書は明治時代の文豪の小説だとか。
私のオススメの本は
外山滋比古「思考の整理学」
です。クリエイターには読んで欲しい本です。
頑張ってください。
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