京都を舞台にした小説(文学)を教えて下さい。
森見登美彦、万城目学、西尾維新、「古都」以外でお願いします。
「貴船菊の白」柴田よしき:表題作を含む、京都を舞台にした7編が入った短編集です。
「桜さがし」柴田よしき:中学の同級生である男女4人が京都の山奥に恩師を訪ねます。青春ミステリです。
柴田よしきさんは京都に長く住んでいたので京都のお話が多いですね。「炎都」など京都の街で妖怪VS人間の戦いを描いたシリーズもあります。
山村美紗サスペンスもほとんど京都が舞台ですね。
「輪違屋糸里」浅田次郎:土方の愛人である糸里を中心に、新撰組を女の目線から描いた小説です。
未読ですが「檸檬」梶井基次郎、「鴨川ホルモー」万城目学、なんかも京都の話しですね。
アーサー・ゴールデン「さゆり」。
芸者の話です。
映画 SAYURIの原作。
菅浩江 『鬼女の都』
物語の主役は京都。
歴史小説系同人誌の人気作家・藤原花奈女が、プロデビュー目前に自殺する。
花奈女の熱狂的なファンだった女子大生・吉田優希は、葬儀に参列するため、同人仲間たちと京都を訪れ……。
ミステリ
舞台は真夏の京都。
京都の町並みや、京都人の感性や思想をテーマに取り入れて描かれています。
もう古都ではないのに、古都の誇りを捨てきれない人、あるいはかつて古都であったゆえにその魅力にはまっていく人。
そんな人たちの間を、快活な東京人の主人公が、真実を求めて進んでいく話です。
皆さんよりだいぶ文学性は落ちるかもしれませんが、
山村美紗のミステリは、全編これ京都案内といっても過言ではないです。
また、私は未読ですが、近いうち読もうとタノシミにしているのに
北森鴻「裏京都ミステリー」シリーズがあります。
三島由紀夫の「金閣寺」
京都を舞台に、勢いを持てあましぎみの学生らの青春?を描いている
という点においては、森見や万城目とおんなじようなはずなのに・・・
こうまで違うか!
と、空気感の違いがたのしめますよ
雰囲気がまったく異なるのは、
森見や万城目がエンタメ系で三島はバリバリ純文~というのもあるけれど、
やっぱ三島は京都出身でもないし、関西出身でもないからね、
ユーモアがないからか知らんけど、あんまり京都っぽくない感じだよね
金閣寺を出すために京都に向かったというだけで
他は郷土臭出てないね、無臭だね
だったらあんまりおすすめじゃないかも、ごめんなさい・・・
こんにちは。
あまり京都らしくないですが、貴志裕介の「黒い家」はどうでしょう。
映画では東京になっていたので、京都らしさは重要ではない話ですが、私は主人公と同じ所に住んでいた事があるので、犯人の異常性がよくわかりました。
地理感があると、あんな所からこんな場所まで・・・・。とゾゾッと来ました。書店員の友人は内田康夫が観光案内にいいとのこと。
前にも同じような質問があって回答したけどスルーされて悲しかったですが、私のお勧めは正宗白鳥の「黒髪」とその一連のシリーズです。ちゃんとした金主を持った祇園の芸妓に入れあげてはふられる超ダメ人間の私小説で、今はもう無くなってしまった祇園の路地の風情なども描かれていますし、今もある場所やお店についても描写されていて祇園に住んでいる私にとっては非常に身近に感じる小説です。
読んでてダメ人間っぷりにイライラするかもしれませんが。
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